細菌とウイルスの違い

前回のインフルエンザのブログで、細菌とウイルスの違いが分かりにくかったかもしれないのでまとめてみた。
ウイルスとは、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体。昔から、無生物と生物の中間にある存在と言われてきた。下のように手のような突起が出ている。つんつんしているのは、細胞にとりつくため。自分自身を細胞に取り込ませて細胞の機能を使って増殖する。

これに対し、細菌は自分で増殖できる。

細菌とウイルスは増殖形態の点で異なる。増殖形態が異なるのだから、治療薬剤も異なってくる。

抗生物質は、直接にはウイルスには効かない。抗生物質が効くのは結核菌、破傷風菌のような「細菌」である。だから、インフルエンザウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスには抗生物質は効かない。

抗生物質が直接効かないウイルスに抗するためには、ワクチンを使う。ワクチンとは、細菌やウイルスを弱毒化(弱毒化ワクチン)または殺したもの(不活化ワクチン)をいう。ワクチンを病気が罹患する前に投与し、免疫の力を借りてウイルスを撃退するのだ。