薬局製剤裏話

薬局製剤の製造は、グラム単位で混ぜていくだけの作業である。全量100ml,gのレシピ。試作は三回行う。一回つくる。二回つくる。三回目で販売する容器にいれ、近くにいるヒトに使ってもらう。そしてラベルをつくって販売。

苦労したのはGLPZ液。スプレー容器を使ったのだが、酸化亜鉛がつまる。出ない。こぼれる。でもスプレーにはこだわりたい。

時間がかかるのが、イオウカンフルローション。「ヒドロキシプロピルセルロース(懸濁剤)を水に溶かす。」とレシピに記載してあるが、セルロースがなかなか水に溶けない。きちんと溶解せずにつくると、イオウが固まり振っても懸濁液にならない。湯煎してかき混ぜ棒で無理矢理溶かす。でも溶けない。一晩放置。やっとの思いで調合しても、イオウの浮遊がなくなるまでまた一晩放置。イオウが溶けてだんだん黄色くなっていくのを見るのは楽しいが、何とも手のかかるローションである。試作6回目にしてようやく成功。

下はイオウカンフルローション。左が朝用で上澄みを使い、右が夜用で懸濁液を使います。

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